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プリン生後4週 プリン生後6週 プリン生後3ヶ月
プリン生後6ヶ月
授乳期の注意
小型犬の場合,子犬の数が少ないので母犬のおっぱいが足りなくなる可能性は低いので、基本的には母犬に全て任せておけば心配ないと思います。しかし,最低でも1日1回は子犬の体重を量り順調に発育しているかチェックしてください。
似た色の子犬の場合区別がつくように,色を変えた毛糸などを首につけてどの子か分かるようにしてください。
通常,順調ならば生後7〜10日で生まれた時の2倍の体重になるはずです。体重が減る事はないはずですので,その場合はすぐに対応を考えなければなりません。(正常なお乳が出ているか?その子がお乳をちゃんと吸っているか?十分満足できる量のお乳がもらえているか?)
生まれて初めて飲むお乳は初乳といって,母親譲りの免疫を含んだ大切なおっぱいです。これを飲むことによって生後1〜2ヶ月の間病気に対する免疫をもらうのです。
チビコの子犬の体重の変化 (g)(キッチン用の計りでOKですよ)
0日 3日 6日 9日 12日 15日 18日 21日 24日 27日 30日
(ショコラ) 130 180 250 305 370 430 470 510 540 560 600
(プリン) 100 140 185 230 290 335 380
430 450 490 510
母犬の変化
出産直後の母犬は,急激に母性本能が強くなり子犬を守るため他の動物や知らない人を寄せ付けないためかなり気が荒くなります。出産後は安心のできる静かな環境を確保して,子育てに専念できるようにしてください。(必要以上に覗き込んだり,子犬を離したりしないこと。)
帝王切開の場合母性本能が現れるのに1〜2日かかることもあります。子犬におっぱいを吸わせてあげることで刺激されます。母犬が子犬をなめてあげるようになれば安心ですね。
チビコも猫のハッチや自分の親のモモコを決して近づけませんでした。しかし,離乳が近くなる時期になると少しずつ産箱から出てくる時間も長くなり,モモコと遊ぶこともたまにありました。(子犬の自立が見られるのと育児に飽きてくる時期のようです。)
離乳の時期
離乳の時期に関しては,歯が生えてくる頃が目安です。大型犬の場合は子供の数が多くてお乳が不足しがちなのと,子犬の成長が急激なのでなるべく早く離乳食を与える方が良いのですが,小型犬ではお乳も十分な場合はそれほど慌てる必要はないと思われます。(早い場合は生後3週間目くらいから遅くて5週くらいを目安に)
チビコの場合子犬がおっぱいばかりを欲しがり,離乳食はあまり食べませんでした。心配していましたが完全におっぱいを吸わせないようにしたのは生後6〜7週くらいでした。(この頃には体重の増加も授乳期より少なくて,元気で体重の減少さえなければさほど問題はなさそうです。)
生後6〜7週になってもすぐにおっぱいを吸いに行く子犬。
7週以降は離乳を促すため吸わせないようにしました。
大型犬はこの頃から成犬になるまで体重が何十倍にもなりますが,チワワはせいぜい何倍です。
チビコの子犬は生後1ヶ月で500〜600gです。成犬になっても約2000g(2kg)でしょうから,約4倍ですね。
離乳食は市販のものや子犬用のドライフードをふやかして,子犬用ミルクや挽肉を混ぜたものなど少しづつ,母犬のおっぱいを制限しながら1〜2週間かけて慣らします。
7週を過ぎておっぱいを与えないようになり食事の量も増えてきました。
離乳後から子犬の社会化期
一般に生後3〜4週から12〜13週の間を子犬の社会化期といい,見たり接したりする環境に対して寛容で,兄弟や母犬との関係や飼い主などの人に対してもその接し方を学習する時期だといわれています。
よってこの時期に,兄弟や母犬と接触せず無理やり離されてしまうのはその後の性格形成に悪影響がありそうです。少なくとも10週齢までは母親の元においてあげましょう。
子犬同士でじゃれあうことも大事です。
チビコやおばあちゃんのモモコまで入れて4頭の遊び
チビコの姉妹リコちゃん(子犬のおばさん)が遊びに参加。
猫のハッチになめてもらっています。
この時期には,人間に対しても怖がることがありませんので,赤ちゃんからお年寄りまで,いろいろな人に接する機会もあると良いと思います。
前にも書きましたが,授乳期は母犬を安心させるためいろいろな人が見たりする事は良くないのですが,社会化期は群れの中で生きて行くことを意識してある程度の接触が必要なのです。
チビコの子犬は家の子供の友達が遊びに来たり、おじいちゃんやおばあちゃんが遊びに来て抱っこしてあげたり人との接触もありました。
社会化期の注意点
@,社会化の意味をまちがえないで!
人の感覚からすると,1日中未経験の場所や,新しい体験をさせることが社会化だと考えて、
毎日外に連れ出していろいろな体験をさせてしまったりするかもしれません。
しかし、生後2ヶ月くらいの子犬には恐怖にしか感じないと思われます。
安心できるお家で,今後暮らしていくための準備のための経験をさせていくということです。
未知の世界を少しずつ体験させるのは、生後3ヶ月以降でよいと思われます。
A、寝る子は育つ!
この頃の子犬は,まだまだ1日のうちでほとんどの時間は寝て過ごします。睡眠の合間に少し遊んで,エサを食べておしっこウンチをして,また寝るわけです。
子犬を連れまわして十分な睡眠が取れない場合はすぐに病気になってしまう可能性があります。少し遊んだらすぐに寝かせてあげましょう。遊ぶ場合は子犬が自分から起きてきた時だけにしましょう。
B,伝染病にかかりやすい時期です。
お母さんの最初のおっぱい(初乳)を飲むことで母犬譲りの免疫をもらった子犬たちもこの時期になるとその効果が薄れてきて,伝染病に感染すると命を落とすことになります。
特に多くの犬が集まる場所は伝染病の感染を受ける可能性が高い場所です。混合の予防注射が済む まではそのような場所に連れて行くことは避けましょう。
以上のようにこの時期は,ワクチンの接種及び十分な睡眠を取らせながら、遊びの中で母犬や兄弟,人間との関係を築いていく時期なのです。
ワクチン(予防注射)について
プリン1回目の注射(7週齢)
前にも書きましたが、この生後2〜3ヶ月の時期はウイルス性伝染病に感染しやすい時期です。
代表的な病気として犬パルボウイルス感染症,犬ジステンパーウイルス感染症などがあります。これらの病気は発症すると治療しても命取りになることが多く死亡率の高い病気です。
子犬は母犬の初乳を飲むことで免疫(移行抗体)をもらいますが,それも生後50〜60日でなくなり始め,生後100日頃にはほとんど免疫はなくなります。
そこでこの時期にワクチンを接種して自分の体の中で免疫(抗体)を作らせるのです。しかし,母犬譲りの免疫が残っていると接種したワクチンが効果的でなく,完全に切れると感染の危険性が高まります。
よって,母犬譲りの免疫が切れそうな時期に複数回接種する必要があります。最終的な接種は生後3ヶ月以上になるように設定します。
2回以上接種するのは,1回目で効かないことがあるので,2回目以降で成功させるためと,より強い免疫を作り出すためです。
予防注射の前にはできるだけ,便の検査をして寄生虫の駆除などに心がけましょう。
初めての注射で接種直後はキャインキャイン鳴きましたが、すぐに落ち着きました。
ワクチン接種の推奨時期
第1回目 6〜8週齢 混合ワクチン
第2回目 9〜11週齢 混合ワクチン
第3回目 12〜14週齢 混合ワクチン
免疫効果の持続期間は,犬によって多少違いますが,成長してからも1年に1回の追加接種は必要です。
チビコの子犬の場合 1回目 7週齢で7種混合ワクチン 2回目 10週齢で7種混合ワクチン 3回目 13週齢で7種混合ワクチンを接種するよう設定しました。
ワクチン接種後の注意点
ワクチンは体の中に無毒化した病原体(抗原)を接種するので、注射をした直後は安静に保ちましょう。
注射の影響で次のような症状が起こることがあります。
注射直後にびっくりしたのと痛みによりキャインキャイン鳴く。
注射が済んでしばらくしても,抱っこしたりすると痛がる。
少し元気がなく吐いたり食欲がおちる。
以上の症状が見られることがよくありますが,一晩安静にしてゆっくり休ませてあまりかまわなければ,翌日には回復します。
注射直後から数時間後に目の周りや,唇など顔が腫れてしまい、犬が痒がって顔をこすりつけたり、前足で掻いてしまう。
注射直後からショック状態になり,ぐったりして呼吸が荒くなったり弱くなったりする。
以上の2項目はが見られた場合はすぐに、処置が必要です。病院へ連絡してください。
ワクチン接種後に顔が腫れててしまう(ムーンフェイス)
チビコの子犬も2回目のワクチン接種後に写真のようになってしまいました。
2回目以降の接種時にチワワやダックスなどに起こることが多いようです。
知らないとびっくりしてしまいますが、適切な処置をすれば一晩で直ります。(子犬たちも翌日にはけろっとしていました。)
出産育児後の母犬について
出産育児は母犬にとって病気ではありませんが,大変な肉体的精神的な変化を与え,自分の全てを提供して望む一大イベントなのです。
飼い主としては,子犬が可愛いとそちらにばかり気を取られて,母犬について目が届きにくくなりますのでよく観察してあげてください。
特に離乳するまではバランスのとれた食事を十分与える。(通常は成長期用のドックフード)
出産後は通常1〜2ヶ月の間血様のおりものが,陰部より少量出ます。死亡胎児や胎盤の残存ながあると子宮内の異常が考えられます。大量のおりものがある場合は注意しましょう。
今後の出産について考える。
今後も出産を望んでいる場合
母体のことも考えてできるだけ静養の時間を設ける意味で、すぐ次回の発情での出産ではなく,2回目以降の発情まで待ちましょう。しかし,あまり高齢になると,それもまた母体や子犬にとってよくないと思われます。
チビコの場合は今度の発情はお休みしてその次に,もう一度だけ出産させようと考えています。
今後は出産をさせない場合
将来的なことも考えて避妊手術をお勧めします。
通常、避妊手術は卵巣と子宮を摘出する手術ですが、高齢になると多発する卵巣と子宮の病気(代表的には子宮蓄膿症)がなくなる。犬の腫瘍で発症率の高い乳腺腫瘍の予防効果が期待できる。発情の煩わしさがなくなるなどメリットが高いのです。
卵巣摘出時期による乳腺腫瘍予防効果は
最初の発情前>生後2年以内>乳腺腫瘍手術時 の順に高まります。
理想は最初の発情が来る前ですが,出産させる場合は産後ということになります。
チビコの母犬モモコの場合は最初から2回目の発情で出産させました。(1歳の時) そしてその後出産させる予定はありませんでしたので、その5ヶ月後(2歳以内で)に避妊手術を実施しました。
モモコのお腹(撮影現在3歳8ヶ月)
帝王切開と避妊手術の2回の手術をしましたが,その傷はほとんどわかりません。そのやんちゃな性格も変化なく、孫ができた今でも子犬のように明るく元気で活発に動き回ります。
お別れ(プリンが新しいお家へ)
生後約11週になり,プリンが新しいお家に行くことになりました。
当日の朝早めに食事をさせて,準備していました。
お昼過ぎにお迎えが来ました。
車に乗って新居へ引越しです。
愛知県の動物病院のご家族との生活が始まります。
新しい家族に抱かれて旅立ちです。 バイバイ!プリン